| VACHERON CONSTANTIN 9890C/000G-151C、白川で聞く“時を超える精緻” |
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「これは時計ではなく、手首に載せる工芸品です」――白川 ヴァシュロンコンスタンタンコピーの正規販売店で、店員はそう言ってケースを開けた。現れたのは、ヴァシュロン・コンスタンタン レ・キャビノティエ 9890C/000G-151C。42mmの18Kホワイトゴールドケースが、静かに輝く。しかし、この時計の真価は「見た目」ではない。その内部に宿る「職人技」だ。
この時計の何が「芸術」なのか。
文字盤には、手作業で彫られた幾何学模様が広がる。一本一本の線が、拡大鏡の下で職人の手によって削り出された。その上に、グラン・フー・エナメルが重ねられる。光の角度で浮かび上がる陰影は、写真では絶対に伝わらない。インデックスはなく、時を読むための指標は外周に配置されたドットだけ。針も細いバトン型で、夜光はない。つまり、この時計は「時間を知る」ためのものではなく、「時を愛でる」ためのものだ。

ムーブメントは、隠れた名手だ。
自社製手巻きキャリバー4400を搭載。パワーリザーブは約65時間。シースルーバックからは、コート・ド・ジュネーブ装飾と面取り研磨の美しさを鑑賞できる。地板にはヴァシュロンのマルタ十字が刻まれ、伝統的な仕上げの高さを物語る。白川の店員が「このムーブメント、一つの歯車にも職人の手が入ってるんですよ」と教えてくれた。
この時計の「価値」はどこにあるのか。
数量限定で、年間生産本数は極めて少ない。つまり、所有すること自体が「選ばれた証」だ。スーツにはもちろん、週末のフォーマルな場でもその存在感は圧倒的。静かな美術館や夜のパーティーで、この時計を巻いている人がいたら、おそらく彼は「時計の本質」を知っている人だ。
この時計は「買うべき」か?
白川の店を出るとき、私はその答えを出していた。価格は当然超高額だ。しかし、この時計が持つ「芸術性」と「希少性」は、その価格に見合う。もしあなたが「所有する喜び」を何よりも優先するなら、この一本は強力な選択肢になる。
手に取ったときのホワイトゴールドの冷たい感触と、文字盤の手彫りが放つ温かみ。そのすべてが、「時計の枠を超えた工芸品」としての価値を物語っている。VACHERON CONSTANTINが紡ぐ“時を超える精緻”。それが、9890C/000G-151Cだ。
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